2017/03/16
3月16日(木)、東京内幸町の日比谷国際ビルにて、所属するスタディークラブの例会がありました。
今回の抄読は、Wennstrom先生の非外科処置における慢性歯周病患者のdoxycycline(抗菌剤)局所利用に関するものと、Renvert先生の高齢者における歯周治療の2本だ。
非外科処置のdoxycyclineの適用は、通法のスケーリング&ルートプレーニングと比較しても良好な成績を収めているが、耐性菌の問題等もあり、すべての人に適用することは困難であろう。
全身的な問題があり、従来の方法が困難である場合に用いると良さそうだ。
そして、世界的にも高齢化が進む(山口県も全国屈指の超高齢化:全国4位)中、高齢者の歯周治療に関する論文だ。
高齢者に限定したスタディーは少ない為、どういった違いがあるか注目されるところであるが、やはり全身疾患を有する、薬を多く飲んでいるという点で、若年~壮年期とはアプローチの仕方に工夫が必要である。
しかし、プラークをコントロールすることで健康を維持できることは共通であり、基本的な考え方に相違は見られないようだ。
抄読終了後、弘岡先生の講義がありました。
こんなに毎回ご講演をしているのに、毎回違うスライドを出してきてホントスーパーマンです。
翌日、朝日に東京タワーがきれいだ。懐かしい。いつも思うのだが、朝の東京って山(しかもなぜか竹の子)の匂いがする。
さぁ、帰って診療です!